見逃し注意。
私の今日の仕事は、
6月2日の降雹被害地域に一番近い、屋根屋さんの、
「江戸屋」さんのお手伝い。。
もうかれこれ、半年になりますが・・・
未だに完全に治っていないのが現実のようです。
元請けさんの事情。保険がらみで、
先延ばしされているのが現実のようです。
本日の工事は、この瓦。
もう、廃番品ですが、
社長さんが、問屋さんに頼んで、
メーカーさんに、見つけてもらった一品です。↓
ま、物があれば交換なんて、ちゃっちゃっちゃー!
ですが・・・・↓
ソーラーバール駆使しても、
この箇所の交換は、不可能。。
急がば回れ!棟瓦外します。↓
・
プロなら簡単。。ボンドで逃げるようじゃ、プロじゃ
ないですね♪
ま、かなりの数、交換しましたが・・・
あるのよ、見逃しが・・・・。
お目々を皿のようにして見ているのですが
↑こ~んな奴。UPで↓
割れていなくても、ダメージ食らっている奴
多いです。ご注意を。。
これが気付かないんだ!現に、社長さんの見積りの
約倍の数の瓦が必要です。
現に、この、降雹被害の銀座通り。
明らかに修理済の現場でも、ちらほら
見逃しちゃったな!っと思えるお家が
見受けられます。
例えば、このお隣のお宅。。↓
廃番品の為、何処かで探してきたのは明確。
↑プロならわかる。。
差し替えがしてありましたが?・・・・
この下屋・・↓
見逃しが、後から発覚しちゃったのでしょう。。
しょうがないよね♪
俺も、数々の修理してありますので、
もう一度、間を見て、今まで、やったお宅の
点検に参上しようと思いました。
↑これマジ。。
んで、今度はこちらのお宅の母屋の工事に
取りかかりました。↓
・
お目々を皿のようにして、交換・交換。。
やっぱ、交換は、和型に限りますなぁ!
(ボンド塗られていては別)←しつこい(笑)
あ、それと、交換時の下葺き材‥↓
〇ショナルのハイトン〇ン。。
引っつれちゃって、NGですなぁ!
またまたボンド攻撃
真夏のこと雨漏りが止まらない。。っと、
私のお得意様の建設会社に相談が。。。
「山田さーん!何とかしてやって」、っと、
監督さんに呼ばれて、現調に。。
屋根に登ってみました。
監督さん、「山田さん、何とかなりますか?」
俺、 「無理!」
即答です。(笑)
そうなんです。ボンド攻撃されちゃった後なんです。
残念ですが、ある程度、葺き替えを前提に、考えないと
雨漏りは止まりません。
ボンドのせいで、部分点検、修理も不可能なんです。
瓦は、1枚から、交換修理が可能な屋根材であること、
雨水を、効率よく、受け流す構造であること、を
度返しした、構造を知らない、不必要な迷惑工事と言っても
過言ではありません。ご注意を。。
監督さんと、お施主さんで、協議の結果、
一番ひどい箇所の、部分葺き替え工事と
決定したそうです。
そんな訳で、本日、打ち合わせと、瓦の枚数調べに
参上致しましたぁ。↓
見て、ボンド攻撃↓
・
・
・
瓦の隙間は、通気性をも兼ね備えた、1400年前
からの理にかなった、構造であること、
※注 下手糞奴らが、適当に葺いて、
お間抜けな口空きさせて、通気性だ!なんて
こくから、始末に悪い。。言い訳にしか聞こえない
のも、現実な所が情けない。。
通気口を塞がれると、いつも、水切れが悪く、
じゅくじゅくして、↓
凍(い)てると言う現象もおきてしまいます。
・
棟瓦も、窒息死寸前
・
ここも、痛々しい↓
瓦剥がすのも大変。処分も大変。
ここは、下請け。。瓦剥がしと、処分、下地木工事
までは、元請けの建設会社がやってくれるので
大助かり(ニヤリッ)
担当者君に、カッターナイフの刃大量に準備と、
剥がし方のこつを教えて、退散です。
あと、蒸れているので、野地の痛みには、
要注意と、教えて来ました。
やられちゃったな。
本日、朝一で、雨漏りの現場の現調。。
行って見ると・・・・・
あっじゃー!↓
・
やられちゃったな、ボンド攻撃。。
雨漏りは、ボンドじゃ間違いなく、治りません!
んとね♪1400年の歴史ある瓦は、
水を止めるのではなく、水を、効率よく、
受け流すと言う構造なんですのよ。
近年では、この構造を参考に、
高層ビルの外壁等にも、オープンジョイントと
言う作戦もとられているとの事。。
雨漏り修理どころか、逆に、入った水が出てこない、
余計に雨漏りを増幅する事例が、後をたたないのが
現実です。
残念ですが、数カ所の天井がシミ。。↓
・
・
ん??外壁のセンターサイディングが・・凹
しかも、下端にボンドが・・・
どうやら、外壁塗装、ボンド攻撃した時の、
足場屋が、ぶつけたんでしょう。
↑現場を見ていないので、何とも言えませんが・・・
まさか、隕石や、ミサイルの落下ではないような。。
幸い、桟瓦はコーキングしてなかったので、↓
めくってみましたが、
致命傷は発見出来ませんでした。
ま、経験から、葺き止め積み替え、
外壁張り直しで、見積ってみます。
しっかし、ボンドが邪魔。。どうする??
残念ですが、半端勝手と、熨斗は新しくしないと。
ほんと、マジ、訪販、ボンド屋には、お気を付けを。。
瓦は、効率良く、水を受け流す構造ですのよー!
お間違えのないように。。。
私も、ボンド(シリコンシーラント)使っていますが、
あくまで、補助材としてです。
しっかし、ここ最近、¥以前の倍には、参ったぜぃ!
こ~んな感じよ
屋根瓦、修理工事。。
ま、こ~んな感じよ。。↓
下手糞工事の修正は、不可能と感じたので、
積み替えちゃいます。
逆にこの方が早い。馬鹿はどうつくろっても、馬鹿。。
ブスはこれまたどうつくろっても、ブス。。
↑一部、不適切な言葉がありますが、ご勘弁を。。(笑)
ビールちょいと、飲み過ぎちゃってますので
まぁ、こ~んな感じよ。。↓
・
・
・
いかに、跳ね出せれるか?が勝負です。
鉄筋棒じゃないのよ。。(笑)
そこは、瓦と相談です。
ここで、お前耐えられるか??
ギリOKですが、もうちょっと、踏ん張りを下さい。。
そう、この声が聞こえなくてはいけません!!
貴方は、瓦と会話していますか??
そこんとこが重要です。。
恥の上塗り。
延命治療工事。。
総勢1馬力にて、こつこつ任務。。
この棟は完全にNGでしょう。。
度胸を決めて、積み替えます。(笑)↓
バラしてみれば、ぼっち置き。。(笑)
2段目も、ご期待に漏れず、↓
ぼっち置き。。(爆)
そんで、更にバラしてみると・・・・↓
土に、南蛮漆喰の脇塗り。。
それに、輪かけて、これまた、南蛮漆喰の
増し打ち。。。
これぞ正しく、恥の上塗り。。
やれ!1間いくらだ!1メートルいくらだ!
プロとしてのモラルの問題です。
剥がれかかった葺き止め箇所の南蛮も、
かっぽじいて、
既存の、脇塗り南蛮も↓
ガンガン剥がしちゃいます。
虫歯もそうでしょ?綺麗にお掃除してから、
被せ物しないと、後で膿んじゃうんです。
これと同じです。
ぐれた、増し打ちは、雨漏りの元。。
一般の皆さん。お気を付けを。。。
ま、コーンな感じに積み替え完了!↓
後は、隅棟1本と、葺き止め箇所のシックイ工事です。
来週又来ます。
こんな下手糞な工事した奴。南蛮漆喰増し打ちした奴
こんな輩が、ガイドライン語るから始末に悪い。
皆んなで、楽しく、キッチリ屋根葺いて行きましょうね♪
だって、世界一の屋根材「瓦」なんですから。。。
関東名物
今日から、屋根修理工事に入っております。
現場は、家から、さほど遠くない場所。。
素丸瓦が、かなりよじけちゃってます。↓
突風か?何かか??違うと判断した私は・・・・
全体的な納まりを見て、
これは、完全に棟積み替え工事がお勧めです。
と、提案したのですが・・・・
あと、〇年持てばいい!とおっしゃるので、
〇〇円コース(笑)に決定です。
真夏の事。今は暑いので、涼しくなったら、
やってやるよー!って、言っていたのですが・・・
寒くなってしまった。(爆)
早速あばいてみましょう。。↓
想像通りの、関東名物ぼっち置き。。
葺き土を、ぼっちに置くのでぼっち置き(笑)
これじゃぁ、よじけるわなぁ!。。
そうそう、この地域に多い、柄振り台納め・・↓
けつ一納め。
これを、志村けんの、アイーン納めと言います。(爆)
これも、関東名物です。
アイーン!
おかしいと思わないのか?だっふんだ!!(ケラケラ)
こんな工事してるから、瓦離れは当然ですね♪
屋根からの。上毛三山。
赤城山↓
・
榛名山↓
・
妙義山↓
圧倒的に瓦が少ない。。
・
・
ガイドライン以前の問題です。
工事の方は・・・↓
ボンド溶接(笑)して、
南蛮漆喰で、
通りを整えます。
この棟は、積み替えでしょう。。↓
ま、コース内で、納めます。
このような仕事、切りがないんだよなぁ!
アイーン納め修理は、ご勘弁を。。だっふんだ!!(爆)
久々の手積み
今日は、A君のお手伝い。
部分葺き替えの瓦降ろしです。
投げる事も出来ず、クレーン車も入らず、
瓦揚げ機にて、ボチボチ降ろし。。
ここで特に注意しなくてはいけないのが、
瓦揚げ機は、瓦降ろし機ではないと言う事。。
巻き上げ機と言うように、巻き上げ能力は
あるのですが、下りはNG
重くすると、オーバーランして、
ギヤがぼっこれちゃいます。ご注意を。。
さて、最高齢のお洒落な屋根さん(笑)は、
降りてきた瓦を、手積みする係担当。。
久々の手積みだぜぃ!
この瓦は、地元産の赤瓦(光褐)こうかつと呼ばれています。
今から50年以上前、トンネル窯にて、大量生産可能になった
頃の瓦です。だるま窯の黒瓦。トンネル窯の赤瓦。。
懐かしい時代のお話です。
懐かしいといえば、この手積みも久々だ!
その昔は、3段ギッチリに、4段目役瓦積んで、
よく走ったもんです。
どうせ処分するのだから、適当でいいのですが、
ある程度キッチリ積まないと、積みきれないのよ(笑)
手積み担当の、最高齢じじいでした。(爆)
山門完成!
本日、山門瓦工事、無事に完成!
致しましたぁ。じゃーん!↓
残すは、雑巾がけと、屋根足場ばらしのみと
なりました。
じゃーん!完成!です。↓
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・
・
・
このような現場、
終わったら、終わったで、何だか寂しい気持ちに
なりますね♪
これにて、代打任務、完了です。
来週からは、一般工事に戻ります。
大棟完成!
山門瓦工事、やーっとこさ、大棟が完了致しました。
・
出された材料での仕事ですが、
その瓦を、器量目一杯に魅せてあげるのも、
葺き師の仕事です。
こ~んなラインです。
・
・
残すは、降り棟4本となります。
・
完成まで、あと少し。頑張りまっす。。
大棟続き。。
本日、土台が固まったので、お寺さんに
舞い戻って来ましたぁ。はい、大棟の続きです。
こ~んなラインで積んでます。
下からでは見えない、こ~んなアングルで↓
・
特別大公開。。
同チリ・同目地にて、棟反りを描く手法です。
今回、軒反りがない為、
極端な棟反りは、御法度です。
ま、基本は、茅負いの線にちょい増しがベスト
なんですが、軒が直線だからと言って、
大棟直線で描くと、千鳥の為、ちょっと
寂しい。。
こ~んな感じで、お絵描き中。。↓
・
・
嫌みなく、ほーんのり反り上げます。
↑こ~んなライン↓
・
よく、間違えるのが、真ん中直線で、鬼際を
反らせるべく、無理矢理持ち上げたラインを
描いて、そのからガンガン持ち上げる
葺き師も多いですが、真ん中が起って見えて、
逆に、鬼際の台面の線が下に向かって見える
残念なラインを描いてしまう例をよく見かけます。
ご注意を。。
本日の作業はここまで、
シート養生をして、これまた、固まるまで、
お休みします。
続きは、来週火曜日かな??(笑)乞うご期待。。