SSブログ

猫の手も借りたい。

今年の夏は[晴れ][晴れ][晴れ]暑かったですねぇ?

んな訳で、後で出来る事は、後回しにしていた、つけが

今、おきています。棟瓦積み替え工事。

にゃんとも忙しい。。正しく、猫の手も借りたい。。(笑)

っと、思って休憩している時。。↓

IMG_0278.JPG

手を貸そうか?と、言わんばかりのにゃんこちゃん。

お前らに俺の手元が出来るのか?

だいち、屋根に登れるのか?っと言った矢先に・・・↓

IMG_0274.JPG

颯爽と、俺の梯子に・・・

IMG_0273.JPG


IMG_0275.JPG


やるな!!

でも?降りられないだろ!

ん!!こっち向きかよ~っ↓

IMG_0276.JPG


IMG_0277.JPG

すたすた、降りてきました。(笑)

ど~だ!手間払えるか?っと言わんばかりの

すまし顔。。↓IMG_0279.JPG

雇うか?どうするか?考え中(爆)

nice!(0)  コメント(0) 

土葺きと、竹野地

今日は、後輩、Tちゃんのお手伝い。

IMG_0259.JPG

はい、築、推定、江戸末期か?明治初期の、

土蔵の葺き替え工事の瓦降ろしに参戦です。

ま、このシックイ工事や、変なインチキ補修にも耐えましたが、

築100年超。ここで限界。

葺き替え工事となったそうです。

このような現場は、

我々、日々現場で汗を流す職人にとりましては、

教科書のような物件です。

何故100年以上持ったのか?

どのようにすれば、これ以上持つ屋根が造れるのか?

先人の知恵と、技量に触れられる、チャンスです。

今の、帳面面だけ、頭の中だけの浅はかな考えとは

違う、次元の違う問題です。

見てみましょう。↓

IMG_0257.JPG

この、下を見下ろした鬼面鬼。。

いい面構えしてますでしょ?お口を空けた阿形と、

お口を閉じた、吽形。。一対です。

IMG_0258.JPG


IMG_0260.JPG

阿・吽(あ・うん)です。

まず、注目すべきは、この葺き足↓

IMG_0259.JPG

今の、JIS53判では表せない、この葺き足。。

重なりが多い事こそ、長持ちの秘訣。

しかも、美観が落ち着きます。

後は、この棟幅・・↓

IMG_0263.JPG

踏ん張らせる事により、安定感がUPします。

さて、今回の注目の第一は・・・この土葺き↓

IMG_0270.JPG

良質の粘土で葺かれた、土葺き(どぶき)は

良いですねぇ?・・・・

ここ近年、土葺きは重いので、推奨しない等の

報道がされていますが?

本質が分って言っているのであれば問題ないのですが?

安易な考えで、もっともらしい事抜かしている

連中が業界の足を引っ張っている事実。

まずいですよねぇ。(笑)

第二は・・・この野地。見て↓

IMG_0256.JPG


竹野地だよー。竹野地+杉っ皮+土葺き

IMG_0267.JPG

しかも、材木の垂木と、垂木の間が、これまた

竹だよー!!

はい、竹の垂木です。

私、かれこれ半世紀近く、屋根屋をしていますが、

竹野地には何度か、出くわしてますが?

竹の垂木は、初めてですよー!

驚いた!!

しかも、切り旬を間違えなかった竹は、

まだまだ、現役続行出来そうな気配むんむんでした。

今の時代、合板に、何本ビス打とうが。

昔の知恵・旬・には勝てない自然の法則。。

思い知らされますねぇ♪

還暦過ぎても、まだまだ勉強。。

瓦葺きは奥が深いです。

皆んなで楽しく屋根葺いて行きましょうね。。


nice!(0)  コメント(0)