露盤(ろばん)再設置。
お得意様の某建設会社の監督さんからのご依頼。
物件は、これまた某お寺さんの改修工事に伴う、屋根工事。。
かれこれ2年前、に見積ってあった再確認。。
当初は、この化粧スレート(アスベスト入り)の上に、
住宅等で流行っている、ガルバによるカバー工法らしい
どうも、このてっぺんにある、四角い奴が邪魔(笑)雨仕舞いが
わからないとの、相談でした。
その時は、適ー当に答えていたのですが、
今回、屋根に登って見ましたぁ。↓
はい、このてっぺんにある、四角い奴
露盤(ろばん)と言います。
鈑金屋さんとの打ち合わせで、ガルバで葺いて、この面で
立ち上げて、コーキング処理とか言っていたので、
完全にNG。
露盤自体、完全に雨仕舞いは出来てないので、
そこで止められちゃぁ、やばい!!
俺が、バラして、組み直してやる。と言っていたのですが??
よーく考えてみると、何で、ガルバのカバー工法なのか?
瓦じゃ駄目なのか?
ちょっと待ったコール!
俺に、ビシッと瓦で葺いて、この4尺の露盤付けさせてくれる
のは、選択肢の一つとして可能かどうか?
どう考えても、瓦だろう。
檀家様の前で、ご説明のチャンスを頂きましたとさ。
かっこいい、4尺露盤。
お寺だから、コロのカッパが、銅板仕様なのが
面白い。だから何(笑)
さーて、見積り、見積りっと。。
たぶん?野地は、キノコ生えちゃってるんだろうな!(笑)
雨が止んだ後に雨が漏る。
たかが、雨漏りと言えども色々あります。
今回のご依頼は・・・・
「雨が止んだ後に雨が漏る」と言うご依頼。。
ま、何としてもクッソ暑いので、ちょっと、待っていて
もらった物件です。
複数の台風が発生しているので
暑い暑いなんて言ってられないので、
先週、着工致しましたぁ。
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早速、やばそうな隅棟解体致しまして
わずか一点の微妙な、雨水の侵入口発見!!
この程度の量なら、下葺きルーフィングで何とかなりそうな
気もしますが、、、
この下葺き材が当てにならない。。。当時流行った、
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重なり目が引っつれちゃって
クルクルってめくれ上がっちゃってます。
隅棟から侵入した微量の雨水が
この、めくれ上がった所にたまり、雨が止んだ後に
タラッ、タラッと、漏れる図式です。
これで、摩訶不思議な現象もクリアです。
たかが雨漏り。されど雨漏り。。
雨漏り修理は、経験と実績のある業者に。。
下葺き、突っ込んで、桟瓦復旧して、棟積み直して
終了です。
あっ!そだ!このお宅の真ん前のこれ↓
はい、市内の某中学校の「武道館」
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思い起こせば、俺が始めて、「鴟尾」を取り付けた現場でした。
瓦屋根は屋上防水なんかより完全に長持ちしますね♪
それは、歴史が違うからです。