お宝。。
本日も昨日の続きです。
もう限界なのに、とりあえず雨漏り修理のみの
応急処置任務です。(変な葺き替えされるよりまだまし)
ぶっきらぼうな俺だったら、あーしてやる!こーしてやる!
っと、能書きをたれて、ほぼ、受注に結びつかないのが
関の山(笑)
今回元請けのM幸君。
そうなんですよ、変な葺き替えされるより、時期を見て、
本物で、復原してやりたい物件だと思うのです。
確かに。。その時は、俺が、90歳になっても、百歳に
なっても、お手伝いしてやるぞ!とお約束して、
延命治療・・・↓
足場から、この長い板を使って、1尺の瓦を
土がからまないように、ツンツンって突き上げてあげるのが
俺の役目(笑)
そこで、元請けのM幸君が、桟袖にドリルで穴を空けて
長ーいステンレスビスで留め付ける工事
コツコツ、ツンツン。。(爆)
この現場は、お宝の宝庫。。職人の心意気が
感じられます。見て↓
この獅子もそう。。
・
この菊紋入り隅巴なんか↓
菊の透かし彫りだぜぃ!!
もともと、本葺き文化のない我が関東地方。。
葺き師も、見よう見真似で納めたと思われる、
本掛、袖丸。↓
・
今の俺だったら・・は、ぬぐえませんが
器量目一杯は、感じられます。
この塀も・・・↓
菊紋入り(一部数珠掛け三つ巴)の長唐草。
目板万十と言うべきか?(笑)
塀の鬼瓦だって・・・いい彫りしてますでしょ?
正しくお宝の山。。見ていて飽きない。。
大工・瓦師・鬼師・葺き師・一体の作品です。
今の時代、ご予算が!入札が!っと言っている事
自体が。恥ずかしくなりますなぁ。。
2024-01-17 19:21
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