大門修理始めました。
本日より、超寒い中、隣町の江戸屋さんのお手伝い。
「山田さん、棒神社の、山門修理なんですけど、
お手伝いしてもらえませんか?」てな感じで、
昨年から、頼まれていた物件です。
お寺の山門なら、まだしも、神社に山門ってのは
聞いた事ないぞ!!っと思いながら、本日参上!ってな具合。。
行ってみると・・・↓
なるほど、ダイナミックな門。。
・
彫刻も・・・↓
でも、俺がどうみても、お寺さんの、山門。。
神社の、大門と書かれてました。
みてみると・・・・↓
神仏習合時のお寺さんの山門を、神社さんが、
今現在、維持管理しているそうな。納得。。
この門、市の文化財に指定されている為
市の指定業者の江戸屋さんにお声がかかったそうな
よーし!一気に葺き替えだ!!と言ったら、
今回の依頼は、市の予算で、とりあえずの雨漏り修理と、
瓦のデーター収集だそうです。
ま、歴史があるので、その都度、直されちゃった箇所も、
多々あるのですが・・・このダイナミックさ!↓
一見気付かないかも知れませんが?
この瓦。。↓
横幅1尺。葺き足5寸です。通常の瓦と
比べてみましょう↓
ん~!巨大(笑)
今回は、この、大幅にズレちゃった瓦を突き上げ、
つき出ちゃった軒瓦を戻す作業からです。
まずは、この、愛嬌のあるお顔の、獅子君。鬼君が
見守る中、↓
こっち側の、左から、順番に攻めます。
こ~んな明治時代の瓦を、絶妙に合い端しながら、
おっつけていきます。
突き出ちゃった軒瓦も・・↓
・
明日も続きでこの、ズレまくった瓦を↓
こつこつ、突き上げてあげる予定です。
飽きずに勤まりますかね(爆)
でもね♪このデータ収集。大事です。
変な業者に、うっかり53判なんかで葺かれちゃ、
この、大味なダイナミックさ!は、出ないでしょう。
その当時の、葺き師の心意気ってのを
感じてほしいですね♪
データーを残して、延命治療。
後世に分かる奴が出てくれば良いですね。